パラオ産のマンタを見せたい

「ジャーマンチャネル」
この名前はパラオのダイビングスポットとしてダイバーの中では有名な場所なのですが、何で有名なのかと言うとある生き物を見ることができるスポットとして有名なのです。
「ジャーマンチャネル」・・・直訳すると「ドイツ水路」
実はここは内海と外海をつなぐ水路で、実際にドイツ統治時代にドイツ軍が作ったのだといいます。
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上の写真がその「ジャーマンチャネル」を通っているところ。
干潮時なので、両脇の岩礁がむき出しになっている間を船が進んでいます。(写真では見にくいですけど)
珊瑚を削って作った「船のための道」と言ったところでしょうか。
しかし・・・その道は船だけの道にあらず!
そう、「マンタの道」でもあるのです!!
その水路の出口付近が、パラオ一番のマンタスポットなのです。

「ジャーマン行きましょう!!」
ガイドの鈴木さん(カープ島・パラオダイビングセンターの日本人ガイドさんです)が元気良く声をあげてポイントに向かいます。
そして・・・

「マンタ出ませんでしたね~」(ダイビング後)
この「マンタ出ませんでしたね~」を、三度聞くこととなりました。。。
僕も連れも沖縄やバリ島でマンタを見ているので、そんなにマンタへのこだわりがなかったのですが、それでも鈴木さんは僕たちにこう言ったのです。
「パラオ産のマンタも見ていただきたいんですよ~」
ガイド魂っていうのはこういうものなのかも知れませんね~。
その気持ちが嬉しいかも。

パラオ滞在の終盤に差しかかった頃。
水中で「カンカンカンカン・・・」とタンクを叩く音がします。
フっと遠くを見ると・・・
えっ!?
画像

他のダイバーと・・・マンタ!????
しかもそのマンタ、くるりと縦方向に回る仕草をしています。
まるでダイバーと遊んでいるかのよう。
本当にマンタなの??
見えてしまったの?ここで!
でも・・・。
ここは「ジャーマンチャネル」ではないのです。
「ニュー・ドロップオフ」というポイントでマンタスポットではないのです。
結構遠くに見えていた時はマンタか?と思ったのですが、ちょっと小さい。

そして、向こうからこちらに近づいてきました!

・・・・・あ、違う。
マンタじゃない。
マダラトビエイだ!!
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マンタではありませんでした。
これはマダラトビエイ。
ここパラオでは「神の使い」として神聖な生き物として、パラオ人にとってはマンタ以上に大切にされているエイなのです。
しかし、神の使いにしては・・・「ブサイクな顔だなぁ」(率直な感想言っちゃいました)
このマダラトビエイ、ス~っと僕らの横を通り過ぎ・・・
その後もう一度だけ僕らの方へ戻ってきて・・・そのまま去っていきました。
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顔のアップだけ見なければ超かっこいいシルエットしてます。

という訳で、なかなかマンタの姿を見ることが出来ずに、ついに一日3本潜ることが出来る最終日。
ラスト「ジャーマンチャネル」です。
マンタ以外のフィッシュウォッチングをしながら、マンタのクリーニングステーションへと向かいます。
あ、クリーニングステーションていうのは、マンタが体に付いた寄生虫なんかを取ってもらうために来る場所のこと。
寄生虫を取って食べてくれる魚がそこにはいるのです。

ステーションに近づくと、結構ダイバーがいます。
白人のダイバーも結構いるなぁ・・なんてその2人組の白人ダイバーを見た瞬間、そのダイバーが突然慌てています。
相棒のことを叩きながら遠くを指差してアタフタドタバタ・・。
なんだ~!?・・と僕もそちらに目を向けると・・
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マンタ!来てた~!!

マンタはス~っと現れてそのまままっすぐクリーニングステーションに向かっていきます。
慌てて僕らもステーションへと追いかけ・・少し離れた場所で体を沈めてマンタを見守ります。

そのままホバリング体制に入ったマンタ君!
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何度も何度も根を回ってくれました。
なんとも優雅。
ゆったりとその舞いを見せつけます。
30人以上のダイバーがその姿を見ているのですが、何ら気にすることなくのんびりとそのシルエットを見せつけ、そして数分後にス~っと根を離れて行きました。
画像

「見れちゃいましたね~!」
浮上後、鈴木さんも僕たちの声も弾みました。
やはり、マンタは素晴らしい。
パラオのマンタの美しい姿を、キッチリと拝見させていただきました。
2度あることは3度あり、3回マンタを見られませんでしたが、4度目の「ジャーマンチャネル」で結実。
僕のパラオのダイビングの中で一番数多く潜ったポイントがここ「ジャーマンチャネル」になりました。
「パラオ産のマンタを見せたい」というガイドの鈴木さんの気持ちが、マンタにも伝わっていたのかもしれません。

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この記事へのコメント

2009年09月30日 20:09
僕もパラオ産のマンタ見たよ。
(今だけど・・・)( ̄ー ̄)ニヤリ

ジャーマンチャネルをジャーマンチャンネルと
読み間違えました。
パラオでドイツの番組やってるのかと・・・



2009年10月01日 16:19
確かに見ましたね!!
どうですか?パラオ産のマンタは?
育ちを反映してのんびりしてるでしょ?(そうなのか?)

ジャーマンの番組、いいですね~。
それもジャーマンチャネル!
チャネルとチャンネル・・表記が違うだけで同じ意味でございます~。
2009年10月01日 21:59
岩礁の間を通って行く様子わかりますよ。
期待感Upですね。
私にはマンタにしか見えません。
というかマンタとエイの違いがよく
分かりませんが・・・
ガイドさんの魂がきっと伝わったので
しょうね。
でもその後マンタが来てくれて良かった!
よく見ると頭部の形が違いますね~。
2009年10月02日 17:39
そうです!頭部・・口が違いますね~。
食べ物が違うのでこんなに違いがあるのです。
まあ、大雑把に言うとマンタは超でかい!マダラトビエイはちょっとでかい!・・っていう感じですかね?
あ、ちなみにマンタもオニイトマキエイというエイです~。

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